ワーケーションってなに?
この記事ではそんな疑問にお答えします。
- ワーケーションが何か知りたい方
- ワーケーションは自分でもできるのか知りたい方
- ワーケーションを実現できる方法が知りたい方
目次
ワーケーションは「仕事」と「休暇」を組み合わせた造語
ワーケーションは「仕事(ワーク)」と「休暇(バケーション)」を組み合わせた造語です。
旅行先などで仕事をするという新しいワークスタイルのことを指しており、JAL(日本航空)で導入されたことにより、日本でも注目が集まっています。
休暇を楽しみつつ仕事を行うことができることもあり、働き方改革の1つとして今後広まっていく可能性もあります。
ワーケーションという言葉が生まれた背景
ワーケーションという言葉が生まれた背景として、日本人の有給休暇取得率の低さがあります。
エクスペディア・ジャパンが2018年に行った調査によると、日本人の有給消化率は約50%ほどで、調査を行った世界19カ国の中で最下位だったようです。
そこに昨今から叫ばれている働き方改革と合わせて、休暇をより取りやすくするという点でこのような言葉や働き方が徐々に広まっています。
ワーケーションのメリット
- プライベートの充実
- 家族やパートナーとの時間が増える
- 気分転換ができることによる、業務効率の改善
- 一部業界の活性化
プライベートの充実
一番は旅行の機会が増えることではないでしょうか。
有名な観光地に行くのも良いですし、観光地ではなくても自分が好きなカフェや場所で過ごすというのは、気持ち的にも充実する時間が増えるのではと感じます。
家族やパートナーとの時間が増える
家庭を持っている方であれば、休みが取れないために家族サービスをする機会が取れないということもあるのではないでしょうか。
もちろん、土日だけでできることはありますが、どこかへの旅行となるとどうしても日数がかかってしまうと思います。
ですが、ワーケーションにより勤務時間は仕事をするとはいえ、家族を観光地に連れていく事もでき、夜だけは一緒にご飯を食べるという形も取ることができます。
そうすることで家族と一緒に過ごす時間が増えるのは大きなメリットではないでしょうか。
気分転換ができることによる、業務効率の改善
環境が変わることで気分転換ができるというメリットもあります。
毎日会社で仕事をしたり、人混みの多い中を移動するだけでもストレスがたまるという人はいるかと思います。
ただ、同じ仕事をするにしても空気がきれいな所だったり、観光地などで過ごすだけでも気分転換ができるという人も多いと思います。その結果、仕事を頑張ることができるということもありそうです。
温泉名所であれば、夜にのんびり温泉に入ることを目標にすることで、より仕事を早く終わらせるモチベーションになるかもしれません。
一部業界の活性化
会社以外での働き方という点では、観光地やホテル業などの活性化という点で新たな需要が生まれる可能性もあります。
もちろん、今の業態だからこそ恩恵を得られているサービスもあるはずですが、人の動きが活性化されることでそのサービスも、また別の需要が生まれることもあるはずです。
ワーケーションのデメリット
- コミュニケーションコストがかかる
- 労働時間の管理や業務内容の把握が難しい
- 情報漏洩のリスク
コミュニケーションコストがかかる
今までであれば会社に集まることで解決できた問題も、別の場所で仕事をする人が増えることでWEB会議の仕組みを整えたり、都度電話して確認する等といったコミュニケーションコストがかかることが想定されます。
また、どんな業種でも適応できる仕組みではないので、一部の業種によっては実現が難しいということもありそうです。
労働時間の管理や業務内容の把握が難しい
取り組み方にもよりますが、すぐに確認できる場所にいないことで労働時間の把握も課題としてあがります。
1日中画面を繋ぐことで解決することもありますが、その際の設備投資や実際の成果物という点でどう管理するかも難しい所です。
情報漏洩のリスク
様々な場所で仕事をすることで情報漏洩の点でもリスクが生まれます。
ネット環境もそうですが、周りの人に見られないかどうかや、リモート環境を制限していたとしても、離れて仕事をしているということは、情報を外に持ち出しているとの同じ扱いになります。
このあたりの管理の点で、実施に踏み出せない企業も多いのではないでしょうか。
ワーケーションは誰でもできるの?
結論、難しいです。ここまで書いてきた内容を見て頂くとわかるのですが、会社側の設備や仕組みが関わることが多いので、基本的には会社の協力が必要です。
自分が社内で権限がある立場であったり、会社として進めている段階であれば別ですが、会社の許可を得る必要がある以上、個人の判断でワーケーションを実現するのは難しいです。
ワーケーションを実現するための方法
しかし、会社の仕組みや制度を変えなくてもワーケーションを実現する方法はあります。それは、ワーケーションを実現できるスキルをつけることです。
具体的にはPCとネット環境があれば作業ができるような、場所に縛られなくてもできるスキルをつけることです。
例えば、下記の職種や仕事で収入を得るイメージです。
- ライター
- エンジニア
- デザイナー
- 動画編集者
- インフルエンサー(SNSでの投稿などにより、広告収入を得るケース)
これらの職業に関連するスキルを身に付けたり、実績を作ることでワーケーションを実現することができます。
まとめ
ワーケーションは個人ですぐに実現するにはハードルが高いです。ですが個人の意思と行動次第でワーケーションを実現する事は可能です。
働いてお金を得る方法や環境という点で、選択肢は様々です。
自分の人生において選択肢が増えれば、それだけ自分の希望を叶えることができるはずなので、そのためのスキルを今のうちに身に付けておきましょう。